快感のキョウセイ


作者名:
 NOV.FALL



作者による紹介コメント:
『惑星探査船ドラウプニルは航行中、漂流物が衝突し深刻なダメージを受ける。漂流物の一部には未知の生命体が含まれていた。エンジンも修復されず生存の可能性が薄れゆく中、蘇生した生命体に生き残った乗務員が寄生されてしまう。航宙士のレイカは脱出ポッドへ急ぐ……』

 
 深刻な事故に見舞われた宇宙船を舞台に、航宙士レイカと地球外生命体の攻防が始まる。しかしヤツらには、彼女の想像を超える能力があった。



ハイライト:
――気のせいだったんだろうか?
よくよく考えれば、外にはヤツがいるのだ。宇宙服を脱ぐわけにはいかなかった。
ヘルメットをとらなかったことや、先にシールドを開けなかったことなど、とっさの自分の行動に、後から胸を撫で下ろしたい気分になった。
再び、リングをロックし直す。
だが、すぐにまた新たな感触がレイカの身体を襲った。
今度は左の腰骨の上あたりだ。
微かだが、確かにそこに何かがいる感触がある。
目を向けても、宇宙服の上には異変はない。
だが、そこに沸き起こる感触は、前よりもはっきりしていた。
――中だ! 宇宙服の中にヤツがいる!



アンソロジー参加者のコメント:

Simon    :

これは『そいつ』の意思? それとも『私』の心? ……迷路に入れられた鼠は、 どんなに逃げ回っても、いつかはゴールに誘い込まれる……あなたはもう、逃げられ ないの

桂大枝   :

読み進めるごとに強まる緊迫感は、その全てが触手との濃厚な接触描写に繋がる。ヒロインが嫌悪し、戸惑い、抗い、しかし見事に『変化』していく過程は、読み手であるあなたを間違いなく魅了するはず。

巽ヒロヲ  :

強制にして共生にして嬌声! ハードなテーマのSFストーリーの中に凝縮されたエロス! 質・量ともに素晴らしい読み応えです。



作者紹介:
 催眠をかけられ、あるいは洗脳され、知らず知らず淫らに、あるいは凌辱者の思い通りに弄ばれていく‥‥ NOV.FALL氏の小説は、細やかな心理描写とストーリーテリングで読者をぐいぐい引き込みます。
 以下、NOV氏からのコメントをいただきました。


<自己紹介>
 WEBで自作のオリジナルのHな小説を発表するようになってから3年(2004年7月現在)たちます。マインドコントロール系のお話を中心に、とにかく自分が読みたい話・自分がグッとくる話を書いてきました。これからもそうでありたいと思います。ただ、何を書いても長くなるのが私の悪いクセで、残りの人生であと何本書けるのかが結構気になっていたりして……。
 ああ、短い話をサクッと書けるようになりたい。いや、もちろん、長篇をガシャンガシャンと量産できればそれでも全然構わないのだけれども……。


<後書き>
 触手モノ、好きだったんです。
 でも、まさか自分が書くとは思っていなかったんですね。
 実は私、迫力やセンスで押し通すお話が好きです。理屈なんてどうでもいいから引き込まれる話が好きだし、ギャグものも好きです。(今、毎週一番楽しみなアニメは「ボボボーボ・ボーボボ」だもんね)
「意味」や「理由」なんて物語の本筋ではなく、ただ嘘をそれらしく見せるための材料に過ぎません。
 でも、好きだということと、自分が書くということは違う。
 私がお話を考える時は、どうしてもその背後に「意味」や「理由」をつけくわえたくなってしまう。なにかしら「理屈」の説明をしたくなってしまう。だけど触手の存在理由や緻密な設定は、私の手に余ります。
 そんなわけで触手モノは、他の方が書かれたものを楽しむにとどまり、自分で書くことなんてネバーないと思っていました。
 そう、「共有チャット」でアンソロの企画を目にするまでは。
 ――アンソロジーかぁ。面白いお題だなあ。実は触手好きだしなあ……。
 気がついたら、いつしか触手が頭の中に侵食し始めていました。
 で、とてもお気楽に参加を決定しちゃいました。
 だって、他に面白い話を書かれる方がこれだけ参加を表明しているのだから、私のが冗長だったり、エロが足りなかったり、設定や描写がいい加減だったり、ズバリつまらなかったとしても、まあ、スッと飛ばしてもらえばいいわけで……。
 というわけで、楽しみながら、好き勝手書きました。
 機会を与えて下さった諸氏,「オンライン成人小説共有チャット」の皆さんに感謝。


代表作は、

『秘密の箱』
『ニューロフューザー』
『ヘブンズチェンバー』

など。
NOV.FALL氏のサイトはこちら。

『EGO[イーゴ]』



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