01話「エッチな告白」


『前略、池谷先生。急なことですみません。伝えたいことがあるので、今日の放課後旧体育館裏の空き部室まで来てください。』

今朝こんな手紙が俺の下箱に入っていたわけだ。だからこうして俺は今その部室へと向かっているのだ。
「しっかし…この文面といい、人気の無い旧体育館裏といい…こいつあ愛の告白ってやつかぁ?」
そんなことをぶつぶつ呟きながら空き部室までやってきた。
しかし…どんな子だろうなあ…ブスだったらお断りだぞ…しかしかわいくたって、教師と生徒じゃリスクがなあ…うーむ…
部室前でうろうろしていると、急に部室のドアが空いた。
「あ、せんせぇっ!」
顔を出したのは、「かわいい」という言葉だけでは表せないような、とびきりの美少女だった。
「え、と…君は確か…」
「はいっ!1年4組、高橋さやかです!」
さやかは短めなボーイッシュな髪をふわっと揺らして御辞儀をした。
「君が、僕に手紙をくれたのか?」
「あ、はい!そうですっ!」
笑顔がものすごくまぶしい。
「…で、伝えたいことってのは…?」
俺ははやる気持ちを落ち着けて訊いた。この子ならリスクを背負ってでも付き合う価値はある。そうしたら3回目のデートでホテルに…ぬうう…
「あの、わたしと…」
「お、おう」
「わたしと、エッチしてください!」
「……はぁ?」
話がデート3回分ぶっ飛んでしまった。
「え、エッチ?いやそりゃ…嬉しいけど…?え?何で?」
さやかは顔をさらに赤らめてうつむけた。
「先生ってかっこいいから…だから女の人にもいっぱいもてるだろうから…あの、付き合わなくてもいいから、えっと…抱かれたかったんです…」
急なことで頭が付いていかなかった。
「あ、あの…だめ…ですか…?」
うるんだ目で見上げられて、俺の理性は完全に吹っ飛んだ。
「わかった…いっぱい、いっぱい愛してやるよ…さやか…」


つづく

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